定年退職のお祝いは、永年会社と社会のために尽くしたことへのねぎらいと、第二の人生が充実したものになることを祈るためのお祝いです。
定年退職は、本人にとっても大変感慨深いものです。職場でのお祝い、送別会はもちろんのこと、家族からの感謝の気持ちを込めた、ねぎらいの言葉をかけましょう。
ただ最近は、定年退職といっても、再就職したり、大学などで新たな知識を身につけたり、ボランティア活動に励んだり…と、活動的に新しい人生を送る方も多いです。
お祝いのマナー
退職祝いは、早すぎても遅すぎても×。本人の都合も伺い、退職日の前日までか、送別会の時に贈れるように準備しておきましょう。
お祝いを贈る際のポイント
職場でのお祝いは、職場単位で考え、祝賀会を行い記念品や花束、選別を贈るのが一般的。上司・同僚・部下からは約1万円程度が目安ですが、金額など、職場での取り決めがある場合は、それに従いましょう。
特にお世話になった方へは、個人的にお祝いをしても喜ばれます。
家族でのお祝いは、記念品のほか、食事や温泉旅行なども多いようです。
定年退職の贈り物としては、退職後の生活に役立つものが喜ばれます。ゴルフクラブなどの趣味のものや、カジュアルファッションもの、再就職する方にはビジネス小物、女性にはアクセサリーやスカーフなどが人気です。
金額の目安としては下記の通り。地域によっても異なるので、不安な場合は大目にしましょう。
贈る側 | 贈る金額 |
勤務先関係 | 3,000円〜5000円 |
友人・知人 | 5000円〜1万円 |
兄弟姉妹 | 1万円〜3万円 |
親戚 | 5000円〜1万円 |
職場単位で贈る場合は、全体で1〜3万円と言われています。
表書き・のし・水引の選び方
水引:紅白か金銀の蝶結び
表書き:御祝、祝御退職、記念品、御餞別、粗品、 御贐
お祝いを頂いた際のお返し
特にお返しは必要ありませんが、感謝の気持ちを込めたお礼状を出すのも良いでしょう。